KIBOTCHAで合同会社型DAOを設立しました
2025年4月7日、仙台市内の法務局を訪れ、合同会社の設立のための書類を提出いたしました。代表社員は3名。その中の1名として名前を連ねることとなりました。社名は「KIBOTCHAスマートエコビレッジDAO合同会社」いわゆる合同会社型DAOとなりますが、スマートエコビレッジであるKIBOTCHAのアセットを活用する形でスタートしていきます。

KIBOTCHA – 希望、防災、未来
KIBOTCHA – 希望、防災、未来
希望、防災、未来。東日本大震災により津波被害を受けた旧・野蒜小学校跡地を再利用した、宿泊・飲食・入浴・遊び・学びなど多様で貴重な体験ができる防災エデュテインメント施設です。林間beachでBBQ、グランピング、サンドアート、竹灯り。愛犬と一…
希望、防災、未来。東日本大震災により津波被害を受けた旧・野蒜小学校跡地を再利用した、宿泊・飲食・入浴・遊び・学びなど多様で貴重な体験ができる防災エデュテインメント施設です。林間beachでBBQ、グランピング、サンドアート、竹灯り。愛犬と一…
昨年の12月〜1月で実施したクラウドファンディングでは、目標金額である1300万円を達成し、この取り組みに参加したいという思いを持って「住民証」が獲得できるリターンを購入してくださった方がおよそ700名。そのうち半分以上の方がLINEオープンチャットに入ってくださり、コミュニティとしての活動がすでに開始しています。

東松島から世界へ!小学校を拠点に1万人が暮らせるスマートエコビレッジを作りた…
東松島から世界へ!小学校を拠点に1万人が暮らせるスマートエコビレッジを作りた…
私たちは「人と自然が共生し、災害にも備えられる世界初のビレッジ」を目指し、防災教育施設「KIBOTCHA」を拠点にした持続可能な街づくりを進めています。災害時は1万人規模の避難所に、平常時は自然を楽しみながら防災や生きる力を学べる場所として…
私たちは「人と自然が共生し、災害にも備えられる世界初のビレッジ」を目指し、防災教育施設「KIBOTCHA」を拠点にした持続可能な街づくりを進めています。災害時は1万人規模の避難所に、平常時は自然を楽しみながら防災や生きる力を学べる場所として…
DAOではどんなことをしていくのか
まず「DAOって何だ?」と言う方も少なくないと思います。
【DAO = Decentralized Autonomous Organization】
日本語では自律分散化組織と言われています。日本DAO協会のWEBサイトによると
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「現状広く人々が共通の認識を持つ明確な定義はなく、多種多様な組織形態・目的のものになっています。DAOの共通のキーワードは、”スマートコントラクトとトークン”、分散型のガバナンスと参加している人々による役割ベースの自律的な組織運営・事業推進”になります。」
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と書かれていました。詳しくはWEBサイトを直接ご覧ください。

「合同会社型DAO」とは?弁護士macによる「合同会社型DAO」の解説イベン…
「合同会社型DAO」とは?弁護士macによる「合同会社型DAO」の解説イベン…
2024年4月8日、4月1日公布4月22日施行の「金融商品取引法第二条に規定する定義に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」との関係を含めて、「合同会社型DAO」について解説するイベントを開催しました。2024年4月1日の金融商品取引法(…
2024年4月8日、4月1日公布4月22日施行の「金融商品取引法第二条に規定する定義に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」との関係を含めて、「合同会社型DAO」について解説するイベントを開催しました。2024年4月1日の金融商品取引法(…
このDAOで実現したい世界は、【有事に1万人が安心安全に暮らせるKIBOTCHAスマートエコビレッジ】を実現することです。ここに辿り着くまでにはいくつものストーリーが同時に走っていて、ある地点で重なり合ったことが発端なのですが、長くなりますのでそれはまた別の機会に発信できればと。
KIBOTCHAスマートエコビレッジは宮城県東松島市にあります。3.11の津波による大きな被害があった場所で、海岸に向かった先にある東名運河より海側は、居住禁止区域(事業等は可能)となっています。悲しい歴史の上に現在があるものの、一方では広大な土地が未活用のままとなっていて、僕がちはここにスマートエコビレッジを構築していこうとしています。これまで「合同会社型DAO準備室」をLINEオープンチャットのサブトークルームで立ち上げ、みなさんに公開または参加していただく形でルールメイキングをしてきました。現在は安心安全な暮らしに必要な要素である「食」や「住居」など、大きく分けて8つの要素に定め、そこに住民証ホルダーの皆さんがどのように貢献し、またその貢献に対してどのくらいのトークンをお渡しするのか、というのを一つ一つ決めていく作業をしています。
この作業がまぁ大変なのですが、ものすごく面白い。ルールメイキングは憲法や法律を決めるようなものですし、予算や配分を決める作業は日本銀行になったような気持ちになるような課題が目の前に現れます。まさにクニづくり。それを体感しまくる毎日を過ごしています。
ここまで辿り着くまでの歩み
ここに至るまで、KIBOTCHAにはさまざまな方に来ていただき、構想を語り、実現に向けてのディスカッションを積み重ねてきました。タクトを振っている近藤ナオくんが、本当に一人一人面白く素敵なゲストを代表の三井さんをはじめとしたメンバーに会わせていくことで起こる化学反応が、今のKIBOTCHAスマートエコビレッジを形作っています。
その中の1人がNext Commons Labなどを手がける林 篤志くんでした。元々KIBOTCHAには山古志村のようなデジタル住民構想はあったのですが、林くんから直接、様々なお話を聞かせてもらって、イメージや感じられる可能性が大きく膨らんだことは間違いありません。
そしてもう1人。共創DAOなどで大活躍のmacさんとの出会いは、僕の人生を変えたと言っても過言ではありません。僕は数年前、DAOに可能性を感じ、構築しようとチャレンジをしていました。しかし、僕はDAOは無理だと途中でジャッジし、「DAO的」という言葉を使って都合の良い自立分散型組織を理想と掲げていました。でもmacさんは違いました。弁護士でもあるmacさんは、そこを真っ直ぐに、僕の感覚では「ぶち抜いて」つき進んでいたのです。僕だけでなく、macさんによる影響はKIBOTCHAメンバーには計り知れないものとなりました。
また登記申請の翌日には、住民証ホルダーのみなさん向けの特別なプログラムが行われ、震災当時のお話しやKIBOTCHAのことを学んでいただき、夜はBBQで親交を深め、そして最後には「自分はKIBOTCHAでどんなことができるか?」というワークショップを開催しました。「関わりしろ」しかないKIBOTCHA。発表をしているみなさんの顔が輝いているのがとても印象的でした。

まだ設立をしただけ。本当のチャレンジはこれから
冒頭に書いた通り、4月7日に登記申請し、同日には設立説明会を実施させていただきました。東松島市長をはじめ、多くの方々に見守られ、励まされながらのスタートでした。

【必要なところに必要なリソースと報酬が行き渡る世界へ】
僕の想いはシンプルに言うとこんな言語になるでしょうか。最後に、僕が設立説明会の閉会の挨拶をさせていただいた時にお話しした時のyoutubeを貼り付けておきます(1:03ごろから)。
いつか理想をする世界が実現できるように。KIBOTCHAスマートエコビレッジDAOにグッと力を入れて取り組んでいきます。お読みいただいたみなさんもぜひ、KIBOTCHAに遊びに来て、「ただいま」と言える場所にしてもらえると嬉しいです。