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2025.05.12

さよなら、ドルアリ。

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2025年4月27日。Bリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズのゲームを観戦してきました。この日はドルフィンズアリーナ、通称「ドルアリ」で行われる最後の試合でもありました。1964年に愛知県が建てたこの体育館はすでに取り壊しが決まっており、来シーズンからはIGアリーナに本拠地を移します。特に最後ということに特別感があったわけではないのですが、いざ会場に足を踏み入れると色々な感情が湧き上がってきたので、ここに記したいと思います。

ドルフィンズとのお仕事がスタートした2016年

Bリーグは「bjリーグ」と「NBL」という2つのリーグを統合し、2016年スタートしました。ドルフィンズがこの新しいリーグが始まるタイミングでロゴもチームカラーも刷新するということで、R-proは幸いなことに、そのタイミングでロゴを作成させていただいた、という経緯があります。

名古屋市のプロバスケットボールチーム 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

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今話題のB.LEAGUE B1リーグ所属 名古屋本拠地のプロバスケットボールチーム 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

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クラブによるロゴマークの説明ページはこちらをご覧ください。

その後シーズンによって違いますが、グッズやユニフォーム他、さまざまなチームに必要なデザインに加え、地域連携のコーディネートもさせていただきました。2018年にドルフィンズが愛知県体育館のネーミングライツを取得し「ドルフィンズアリーナ」と名付けられた際には、アリーナの壁面に掲示する「ドルフィンズアリーナ」の文字もデザインさせていただきました。工事が終わり、実際に壁面に文字が浮かび上がった時はとても嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。

1000人台のお客さんの入りだった日も

力不足ながら、仕事で関わっている以上名古屋を中心とした多くの人に愛されるチームになって欲しいと思っていましたし、チームも強くなって欲しいと考えて並走・伴走していました。当時、ゲームによってはお客さんが1000人台の時もあったと思います。それもそのはず。会場装飾も演出も、何もかも今と比べると見劣りするものばかり。当時はもちろん関係者一同ベストを尽くしていたと思いますが、手探りの中必死にもがいていたような記憶があります。その下積もあってか、今ではチケットを取るのにも一苦労するような人気チームになりましたし、会場演出も素晴らしく、本当に素晴らしいなぁと思っています。

↑まだ会場が赤と黒に統一されておらず、緑の床からスタートでした。

↑空席を埋めつつ空間演出をしていた時期もありました。

これからのドルフィンズへ

R-proは、お仕事としては2022-23シーズンを最後に退かせていただきました。そして今年、冒頭に書いた「ドルアリ最後の日」を迎えたのです。ここまで本当に自分ごととして関わってきたドルフィンズ。この日の試合終了とともに、色々な思い出が蘇ってきて、とても寂しい気持ちになったのです。自分が【仕事として応援してきたドルフィンズ】も終わるんだな、と。自分でも予想していなかった感情で驚きました。

僕自身は仕事を通してドルフィンズというチームが大好きになり、その後も「1ファン」として応援させていただいています。ベテランのトシもマナトも引退することで、より一層時代が変わるんだなと感じます。でも、「終わりははじまり」であることは間違いありません。きっとドルフィンズというチームはIGアリーナで新たな、そして輝かしい歴史を作っていくんだと思います。

「ドルフィンズレッド 世界に刻み込め 」

これはBリーグ最初のシーズンに造ったキャッチコピーです。「世界に」と入れたのは、ホームである名古屋はもちろんだけれど、「世界」といれることで地元だけにとどまらないない、スケール感のあるチームになって欲しい。そんな気持ちが込められたコピーでした。まさに新しいアリーナで、そしてこれから始まる新しいBリーグで。ぜひドルフィンズレッドを世界に刻み込んで欲しいと思います。そのためにこれからも「1ファン」として、ドルフィンズを応援したいなとあらためて思ったのでした。

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